【読了】球形の季節

球形の季節
恩田 陸
最初に感じたのは、

「あー田舎の町ってなんか独特の雰囲気とかあるよねー。特に東北のほうは何処となく閉鎖的な感じとかさー」

ある意味恩田陸らしいストーリー展開。

序盤で登場人物を紹介していきながら、徐々に伏線を張って行く。
そして、それらを収束させながらもどんなストーリーに進むのか判らないまま進んでいく。(これがクセになる。次々とページを捲っていってしまうの)
そして、結末は上手くまとめて行きながらもまとめ切れてないw
(良く言えば読者に考える余地を与えてる?)

というかですね。ユミが見た石から出ていた指って伏線の正体は誰だったんだ?つか、正体なんかないのか。”あちらの世界”に往ってしまった人がいるんだ。という事を暗示するだけか。あれが元で記憶が蘇るわけだし。

ま、でも全体的には面白かった。うんうん。