FIREWALL

ファイアウォール
アンディ マクナブ
どうやら手元にあったのはハリソン・フォードのでは無かったらしい。

筆者はイギリスの元特殊部隊隊員。イラクにも行ったことがあるらしい。
(しかも、とっ捕まって開放されたという経歴の持ち主らしいw)
詳しくはここ

なもんだから、話の端々に実地でしか身につかないようなサバイバルテクニックが満載ざます。まぁ…実生活に役立つものは少ないがw
だってー「棒っ切れに釘を刺したのを二本用意してフェンスを登る。」だとか、「簡易コンパスの作り方」なんて使わないものw
あ、でも「パスポートやお金を靴の中にしまう」ってのはいいかもしれないw

ただ、主人公が余りにも不幸なために本来そんなサバイバルな事をしなくてもミッション達成できたはずが次から次にトラブルに巻き込まれてしまうというステキに愛すべきキャラw
間違っても007みたいなエージェントを想像してはいけない。
実際のエージェントはきっとこんな感じなのだろうw
だって、現地に行くのに武器も持ってないのだよ?
ま、そりゃ入国審査で武器持ってりゃ引っかかりますものw

物語の舞台がフィンランドやエストニアなんていう寒いお国なんだけれども、状況描写が巧みで読んでても寒さが伝わって来たのですよ。もしかすると今が冬だから本当に寒かっただけかもしれない(ぇー)

そんなこんなで結構分厚いんだけど一気に読めます。ハイ。
どうやら、これはシリーズ物で3巻目らしいのだが、一冊完結で終わってるので違和感無し。
取り合えず、他の巻も読んでみたいと思わせてくれましたよ。