Articles in March 2007

禁じられた楽園

約500ページの長編

これは映像化される事を狙っての作品か?
読みながらものすごく強烈に頭の中に映像が浮かんできた。
まぁ、恩田陸作品を読んでると結構頭に映像として浮かんでくるんだけども、これはコレまで以上に浮かびまくりんぐ。

リアリティはまったくないファンタジーな物語なんだけれども、どこかリアリティを感じた。

物語の後半は世界遺産にもなっている熊野の山を舞台にして物語が進むのだけれども、元々あの辺りは八咫烏の伝承やら神秘的な森やら元からして幻想感溢れる土地な気がするからその辺が影響してるのかしら?

でぇ…響一くんはいくつなんだ?




次回予告:重力ピエロ


ラッシュライフ

伊坂 幸太郎
珍しく恩田陸じゃないですよ
と言っても、Amazonさまに『YOU、ドミノ読んだんだったらこれも読んじゃいなYO』とお薦め頂いたんですがねw

なるほど、確かにドミノっぽい感じでいろんなストーリーが狭い地域で起きて収束している。
と言っても、こっちはドミノみたいな感じというより作中にもあるようにリレーと言った方がいいかも。
んー、でも短い各章は連続的に続いている訳ではなく、同一時間軸で動いている訳ではないのでリレーとも若干違うか。
でも、最初の頃は時間軸が違うって事に気がつかなくて完全にしてやられてたw

中盤から後半に掛けて繋がりきってなかったここのストーリが結びついてきて面白くなっていくす。
とはいえ、ドミノみたいなジェットコースター的愉快壮快な感じがあまりしないのは中に出てくるのがバラバラ殺人事件だったりするからでしょうかw

総括としては、してやられたと思う頃にはハマってましたよ


象と耳鳴り

恩田 陸
読み終わった。

処女作の「六番目の小夜子」に出てくる関根秋の親父が主人公な短編集。
とはいえ、図書館の海に出てきたおねーちゃんの関根夏やPazzleに出てきた
おにーちゃんの関根春もちょこちょこと出てくる。(夏なんてもう30過ぎですよw)
内容的には推理小説ってあるんだけど、推理小説というにはいまいちかもしれない。推理する前に1話が終わっちゃうからw

短編集は一話一話が短くていいのだけれども、その短い中でストーリーを感じる必要があるので長編よりもかえって疲れる気がする。

#関根春、夏、秋ときて、冬という兄弟はいるのだろうかw
#ここまで来たらむしろいてほしいのだがw


光の帝国 - 常野物語

読み終わった。久しぶり(?)の短編集。キーワードはツル先生

1編、1編は短いけれども、それぞれ味わい深い話す。
例によって、ある1編の登場人物が他の話に登場する形を取っているので、短編集では有るけれども、色々繋がりを持っていて全体として纏まり感があるす。
でもって、その背骨に当たるのが「常野」というキーワードなのだな。
で、どうやらNHKで前にドラマ化されていたようだ。(一部だけど)

本のタイトルにもなっている「光の帝国」の話は切なくて泣けてくるけど、「国道を降りて」を読むといい感じに心が温まる。

「オセロ・ゲーム」は長編にして読んでみたい。恩田陸らしい長編になると思う。
(青春系ではないほうw)

「歴史の時間」と「黒い塔」は時間軸に何年かの空白はあるけれども続き物だなん。でもって何気に「二つの茶碗」も繋がっている。

でもって、常野物語はシリーズ化されているのであと2冊残っているw
まだまだ先は長いw


M:I-3

なんか顔文字みたい。

てか、またハメられたのかこのエージェントは……。
エージェントである事をバラしちゃうし、実はこいつ、エージェント失格なんじゃないんだろうかw
ということで、やっとこDISCASで届いたYO
長かった……。

内容自体は「いや~ハリウッドだねー。」ってことでいいとして
相変わらずTom Cruiseの走り方は面白いですね
モーフィアス(の中の人)も渋かったよw
てか、あそこまでもったいぶることもないだろうにw
つか、アノ金髪くんとの会話を盗聴したというのは一体なんだったの?
あぁ、そうか。ヤツが局長のをうまく使ったってことか。