京都・大阪秋の旅(二日目)

伏見稲荷を望むすっきり晴れ渡る空、凛と張り詰めた空気、ほほを撫でる風が少しだけ寒い。上空を旅客機が間近に迫りながら向かってくる。ボクは今、名神高速の上、京都南に向かって渋滞にはまってます><

と言うことで、二日目は今回の目的である京都で紅葉狩りに出掛けることに。場所としては、伏見稲荷を散策した後歩いて東福寺まで行って東福寺の紅葉を収める計画。

前日の疲れはホテルに併設の大浴場で癒して、いざ出発したは良いけれども、吹田ICから早速の渋滞。嗚呼、この旅の行く末は…


鳥居吹田から茨木までの渋滞はそれほど大した物ではなく”すすーっ”と抜けたんだけど、京都南の出口がヒドイ。
出口から繋がる道が既に渋滞しているので出口渋滞が。

程なく国道一号に合流し一路、伏見稲荷を目指す。他の車は皆まっすぐ進んでたので京都市内を目指しているのだろう。伏見稲荷前の一方通行(狭く、長い一方通行)までは渋滞せずさっくりを辿り着く。もっとも、伏見稲荷の入り口までもさほどの渋滞ではなかったが。入り口からは駐車場まで続く駐車待ち渋滞。まぁ、この辺でこの規模の車を収容できる所は少ないのでありがたい。
40分くらい待っただろうか?なんとか無事に駐車場に車を止めることが出来たので、いざ伏見稲荷の中へ。つか、修学旅行生がおるな。中学、高校共に。

伏見稲荷と言えば名前の通りお稲荷さんなのでちょっと他の神社とは違う。狛犬はおらずお狐様が参拝客に目を光らせている。お稲荷さんだけど、稲荷山全体が稲荷神社の所有で山を巡るように千本鳥居がずらっと並んでいる。なもんだから、鳥居を巡るときは階段状の道を進み山を登っている事になる。結構疲れるw
しかし、千本鳥居の中を通ると薄暗さも手伝ってとても不思議な気分になる。どこか違う世界へ迷い込むかのような…。

あ、そうそう。千本鳥居沿いには小さな稲荷や祠がたくさんあって、ここにも小さな鳥居が供養されている。そして、ちょこちょこ点在するお店でろうそくを買ってご供養する事が出来るんだけど、鴉が火の付いたろうそくを持って行って山火事になることがあったらしい。お参りするときは最後にろうそくの火を消すことを忘れずに><

この鳥はなに?ひとしきり鳥居をくぐった後、三ッ辻から八島ヶ池の横を通るように降りることにする。この道沿いは普通に住居が建ち並ぶ一帯で、信仰が生活の直ぐ横にある京都ならではの雰囲気も感じられるかな。
八島ヶ池に辿り着くと、池の上には綺麗に色づいた紅葉の木が。う〜んステキ。……ん?木になんかおる。お、なんじゃあの鳥は。
徐に先日購入した70-300mmレンズを装着して狙う。う〜ん、このレンズやっぱいいかもw 結構離れてたんだけど、この通りばっちり。後ろも良い感じで望遠ボケするし。やっぱこのレンズいいよ!!(2回目)
で、この鳥はなんて鳥?
池の中には鴨もいて非常にのどかだった。


すずめを焼くおばちゃん表参道の方まで戻ると時刻は2時過ぎ。そろそろお腹も空いてきたのでここいらでご飯にする事に。

伏見稲荷と言えば、名物が3つある。いなり寿司・きつねうどんはまぁお稲荷さんだから当然ね。そして3つめが全国的にもあまり多くないすずめ、うずらの焼き鳥。いやーこれが何度見てもエグイのですw なにせ丸焼きに近いので形が判るw
お味の方はというと、まぁ鶏肉なので淡泊なんだけど、なにせ骨っぽい。手羽先みたいな感じと言えばわかりやすいか。(大きさも手羽先をちょいでかくした感じ)写真ではちと判りにくいかも

そもそもすずめとうずらを焼いて食べようと何故思い立ったのか?
伏見稲荷は豊穣祭とかを行う神社でもあるんだけど、すずめやうずらが農作物を食べたんだかなんだかで、「殺す(^−^)」と思ったかどうかは定かではないけれども、焼いて喰うことにしたらしい。

まぁ、昔話なんかでもすずめはかなり登場するしそれくらい生活に密着した鳥であったっつー事ですかね。



さて、お腹も膨れたところで個人的には紅葉がもっとも綺麗だと思う東福寺に向かうことに。東福寺の近くには駐車場も少なく、そこに辿り着くまでも渋滞しているので歩いて向かうことに。
10分くらい歩いたところで東福寺の参道入り口に辿り着く。来る度に思うけど、この周りの家は大変だろうね。渋滞で排気ガスが凄い。。。

東福寺に着くと、これまで見たこと無いくらいの人・人・人。どうやら東福寺駅から長蛇の列が続いているらしい。なんじゃこれは……。元々混むところではあるけれども、前に来たときはここまで混んでなかったぞ?!
今回は伏見稲荷から来たので南門から入ることになったので列の途中にススーと入って事なきを得たが、駅から来ると門をくぐるまで1時間くらい掛かりそうだ…。

さて、門をくぐって境内の中に入るとそこもすごい人の群れ。「まるで人がゴミのy(ry」という感想がこみ上げてくるw 途方に暮れていてもどうにもならないので、通天経に向かう人の列に並ぶことに。通天橋はすぐ左に見えているのに境内をぐるーーーーーーーーーーーーと廻るように進まないと収まりきらないほどの人の群れなので、周りに見えている本殿でも眺めることに。

東福寺とは、奈良の東大寺・興福寺からその名を頂戴して出来た禅寺だという。紅葉の美しさも禅の心から出来ているのだろうかね?
歴史は古く、1236年に建造が始まっている。まさに平安文化の頃か。その後、幾多の焼失を歴て今日に至るらしい。

東福寺の紅葉そうこうするうちに約一万人の長い列(誇張)も通天橋にのみこまれていった。通天橋からの眺めは絶景で庭に広がる紅葉を一望できる。なもんでここに立ち止まって見学・写真を撮る人が多い。まぁここから撮りたい気分は判るけど、本当に綺麗なのは庭に降りてからだと個人的には思う。
紅葉が頭上を埋め尽くし、下は落ち葉で埋め尽くされる。嗚呼来て良かったと思える瞬間。前に来たときはもうちょっと遅く紅葉の終わり頃だったので、それこそ紅い絨毯が敷き詰められているステキな庭だった。

14-5mmのレンズや70-300mmのレンズを使って色々と撮りまくる。一心不乱に撮りまくる。我を忘れて撮りまくる。とは言え、他にも人がいるのでナイスポジションを独占する事はせずにちょいと引いたところから70-300の望遠で狙ったりする。良いボケを見せながら、前の方でコンデジやケータイで写真を撮っている人の頭上越しに狙うことが出来るからこういうときに望遠はテラベンリ

1〜2時間経っただろうか。E-510にバッテリー警告のマークが出てきたところで撮り収め。
バッテリーはもう一個あるけど、まぁここではこれ以上撮っても似たような写真ばかりになるだろうしね。

東福寺から伏見稲荷に戻る道も相変わらず渋滞が続いている。時間的に見てもそろそろ夕刻。他にも色々行きたいところはあったけれども、この人混みをもう一度経験するのは激しくいやだったのでホテルへの帰路につくことにした。残念。18時から清水寺がライトアップされているから行きたかったんだけどねー。ま、また次回にでも。

(追記)
豚焼きそば@楓の木牛すじ煮込み玉夜ご飯は、たいちくんに教えてもらった千里中央の「楓の木」というお好み焼き屋さんに行くことに。
千里中央のショッピングモールはなかなか巨大で色々と賑わっていて、お店の数も種類も程よく色々あって便利そうだった。この辺なら住んでも便利そう。
で、楓の木は行った時間もあってか既に5〜6組ほど並んでいる状態。待つこと20〜30分。ようやく咳に案内してもらえた。
注文したのは牛すじ煮込み玉と豚焼きそば。これはたいちくんのおすすめ。確かに大阪ならネギ焼きか牛すじだろう。
ここのお店はお好み焼きを頼むと自分で焼くかどうかを聞いてくる。大阪では珍しくない?大概焼いたのを鉄板に乗っけてくれるっていうイメージだったんだけど。
で、待つこと10分。出てきましたよ。うむ、ここここここここれは!!!
ウマイ。まぢウマイ。豚焼きそばは焼きそばなんだけど、麺が太麺でなかなか食い応えがある。
牛すじ煮込み玉のほうは、生地はしっかり堅めに焼けているのかな?と思ったんだけど、開けてビックリ牛すじ煮込みが出てきたかと思うと生地の方もかなりソフトな仕上がりで軽め。これは旨すぎるよ。東京にもないのかしら?
あったら結構な頻度で行くと思うぞ。


こんな感じの二日目。あまり色々と廻ることよりもぎゅっと凝縮した形での散策に費やしました。
この日撮った写真は120枚あまり。実際に現像して使い物になったのは60枚ほど。まぁこんなもんでしょう。

明日は奈良方面にでも行ってみようかと思うが、体が疲れているので一日休養に充てるかもしれないw