2023年6月21日付けで、インプレスさんから「徹底攻略 AWS認定 クラウドプラクティショナー教科書」という書籍を出版しました。
いわゆる黒本と呼ばれるインプレスさんの徹底攻略教科書シリースの AWS クラウドプラクティショナー認定向けの解説本です。
書籍の内容
本書は、「AWS認定 クラウドプラクティショナー」の対策教科書です。ITにあまりなじみのない方でも理解できるよう、「クラウドコンピューティングとは何か」から丁寧に解説しています。また、クラウドに限らず、試験の合格に必要なITの一般知識についても触れながら解説しているため、途中でつまずくことなく学習いただけます。各章末には理解度を確認するための演習問題を掲載しているほか、本試験を体験できる模擬問題1回分をダウンロード提供。「わかりやすい解説」+「豊富な問題」で、本書一冊だけで合格を目指せます。
上記、インプレスさんの書籍説明にあるように、企画の段階からノン・IT な方にもなるべく理解できるように AWS 用語やクラウド用語以外にも、IT 用語の部分から解説を行うように心掛けました。さすがにこの1冊だけで IT 知識がまるっと身に付くというものではありませんが、初めて聞くものでも少しは理解ができるんじゃないかと思ってます。
AWS クラウドプラクティショナー認定は、エンジニアのみならず営業やマーケ、マネージャなどにも必要となってきている認定と言えます。初級者向けの認定という立ち位置ではありますが、AWS やクラウドについて理解しているぞ。ということを示すことができます。もちろん、より具体的な活用方法などについては、上位の認定の範疇であり、それこそエンジニアを中心にして理解し、取得していただければ良いです。
目次
- 第1章 クラウドコンピューティングの概要
- 第2章 クラウドのコンセプト
- 第3章 セキュリティとコンプライアンス
- 第4章 AWS環境の構築
- 第5章 コンピューティングサービス
- 第6章 ストレージサービス
- 第7章 ネットワークサービス
- 第8章 データベース・その他のサービス
- 第9章 請求と料金モデル
全9章で構成されています。クラウドってなあに?というところから、AWS ってなあに?というところを経て、AWS の各サービスについて解説をしています。CLF-C01 の試験ガイド に記載されている問われるポイントや、出題される可能性のあるサービスについては100%網羅できています。もちろん、出題される可能性を考慮してよく出やすいサービスほど厚めに解説しています。
執筆に当たって
執筆作業自体は、昨年の夏頃から本格的に開始して、年明け3月くらいに校了というスケジュール感でした。
これまで、監修やオブザーバー的な立ち位置はありましたが、一冊まるっと原稿を書くことははじめてだったので文章を生み出すことの難しさと楽しさを感じた1年でした。
とはいえ、出版からすぐに AWS 認定クラウドプラクティショナーの試験が9月から CLF-C02 に改訂されるというアナウンスがあり、むにゃむにゃするところではありますw
見る限り、ガラッと変わるような大きな変更は内容に思えます。機械学習や AI サービス系などが含まれていたり、セキュリティやコンセプトの理解の割合が若干増えているようです。
なるべく早く新しい試験に対応したものを提供したいところですが、こればかりはぼくだけの一存では決められす。好評なら改訂版もあるかもしれないので、ぜひ皆様お買い上げよろしくお願いしますw