Articles in January 2007

麦の海に沈む果実

読み終わり。

面白かった。
すごく恩田陸らしいミステリー(と呼んでいいのだろうか)だと思う。
テイストは6番目の小夜子とかその辺に似ているのかもしれない。ま、こっちは閉じた学園の中だけど。

本は500ページ弱、17章もあるんだけど、1章辺り20~30ページ程度かつ、1章の中が細かい章(?)みたいのに分かれているのでサクサク読み進められるし、次へ次へと先を読みたくなるので一気に読めた。
(通勤読書で、3日で読み終わってるw)

ストーリー自体は、この前読み終わった”三月は深き紅の淵を”の中に登場人物の名前も同じでチョロチョロと出て来ていて、元々この本の為の予告編的なものだったのか、チョロチョロ書いていたものを再編成して長編に仕上げたのかどっちなんだろう。ま、どっちでもいいや。面白かったから。

キャラ投票によると、この作品に出てくるヨハンと理瀬はどうやら人気が高いらしい。ま、納得できる。おいらも好きなキャラだ。


三月は深き紅の淵を

「三月は深き紅の淵を」という幻の本を巡る4つのストーリー
各章を繋ぐのは1冊の本ほ存在のみ。
そして、この小説のタイトルは「三月は深き紅の淵を」


これはなかなか凝ってますよ。
4章仕立てになっている「三月は深き紅の淵を」という本についての話を、これまた4章仕立てで収めてるのですよ。
で、話の中の本の各章のあらすじをちょっともじった形でこの本の各章も展開していくので、だんだん元の本とこの本が妙なシンクロをしていって奇妙な感覚になるです。
特に、第4章はとある作者が「三月は深き紅の淵を」という本を書いているというストーリーなんだけど、この本のストーリーとこの本の中の本(あー紛らわしい)のストーリーがだんだん作者の中でごっちゃごちゃになってきて、どこまでが中の本のことでどこからがこの本のことなのかって感じになるw

なかなか計算されて作りをしていて、この本の中の本のあらすじを考えながら、この本を読むと面白いです。


恩田陸らしいなぁと思う反面、伏線引きまくって解決させないものもあるっていう展開があまり無いのでらしくない?(ぇー)
ま、各章はそれぞれ別のストーリーなので、伏線引きまくること自体難しいですがねw


FIREWALL

アンディ マクナブ
どうやら手元にあったのはハリソン・フォードのでは無かったらしい。

筆者はイギリスの元特殊部隊隊員。イラクにも行ったことがあるらしい。
(しかも、とっ捕まって開放されたという経歴の持ち主らしいw)
詳しくはここ

なもんだから、話の端々に実地でしか身につかないようなサバイバルテクニックが満載ざます。まぁ…実生活に役立つものは少ないがw
だってー「棒っ切れに釘を刺したのを二本用意してフェンスを登る。」だとか、「簡易コンパスの作り方」なんて使わないものw
あ、でも「パスポートやお金を靴の中にしまう」ってのはいいかもしれないw

ただ、主人公が余りにも不幸なために本来そんなサバイバルな事をしなくてもミッション達成できたはずが次から次にトラブルに巻き込まれてしまうというステキに愛すべきキャラw
間違っても007みたいなエージェントを想像してはいけない。
実際のエージェントはきっとこんな感じなのだろうw
だって、現地に行くのに武器も持ってないのだよ?
ま、そりゃ入国審査で武器持ってりゃ引っかかりますものw

物語の舞台がフィンランドやエストニアなんていう寒いお国なんだけれども、状況描写が巧みで読んでても寒さが伝わって来たのですよ。もしかすると今が冬だから本当に寒かっただけかもしれない(ぇー)

そんなこんなで結構分厚いんだけど一気に読めます。ハイ。
どうやら、これはシリーズ物で3巻目らしいのだが、一冊完結で終わってるので違和感無し。
取り合えず、他の巻も読んでみたいと思わせてくれましたよ。


Ultraviolet

Ultravioletって紫外線って意味だったのね。なるほど。

で、この映画。
久しぶりにこんな短いのに退屈した映画みたゎ…。
87分の映画なのに3時間ものに思えた…w

Milla Jovovichにアクションは似合っているし、鍛え抜かれた体はやっぱり凄いのだが、如何せんストーリーがB級のゲームみたいで…。もうちょっと尺を長くして練り込めただろうに……。展開もザックザックと観てる方を置いてけぼりにしていくし、ぜーんぜん付いてけませんでしたw
映像もそう。あえてCGバリバリでSFっぽい映像に仕上げているのだと思うのだけれども、PS2のゲームか何かか?みたいな印象しか受けませんでしたw

唯一の見所であるMillaのアクションはガンカタだね、あれはw
さすがリベリオンの監督w
銃と刀を使った近接戦闘武術は見ていて迫力あるんだけれども、演出方法がやっぱりB級のゲームみたいでそこが惜しいw

”ミラ至上最強”
の謳い文句に結構期待していただけに落胆も大きかった訳です。ハイ。いやま、確かにキャラとしては最強だったかもしれないが……ねぇ…。

William Fichtnerは結構重要な脇役で出てますな。ヒゲボウボウでw

もうね、色々(口)惜しいw


見てきました、エッシャー展

激混み。 ゆっくり見る余裕無し かつ、馬鹿みたいに暑い (ι´О`ゞ)

チケットは20時時点で一時間待ち ありえな〜い が、途中のBOOK1で購入したので問題無し

ゆっくり見れなかったけど、本を買ったのでこれで補おう。

しかし、CGが発達した現代に生まれていたならばどんな作品を産みだしたのだろうかと思ってしまう。 まぁ、版画だからこそ産まれたのかも知れないけどねん

ちなみに、ガチャポンやりましたとも。三回も(笑) 結果は、、、待て次回。(ぇー)


ISLAND

あれ?これ見た事有るな…w

以上(ぇー)


DISCASで来たのはいいけれども、前に見たよコレ。というオチ。
そして、感想も前に見た時と同じでしたよw
カメラワークはぐりんぐりんしていて臨場感と緊迫感あるんだけど、いまいちハマれなーい。

序盤のバーチャル格闘がXBOXだったり、リアルワールドの情報ターミナルがMSN Searchだったりと何かとMicrosoft Presentsだったな。と
内容的にはまぁ、こんなものか。と
解放されたクローン達はさて、その後どうなったのでしょう?と

そんな感じw
ぅぅ…さっさと返して次送ってもらおっと